アフターサービスで分かる住宅メーカーの真価
・「あの会社では建てない!」
数千万円の買い物というのは、よほどの資産家ででもない限り、清水寺の舞台から飛び降りるぐらいの感覚で踏み切るものです。
ここまでは建てる前の打ち合わせの話をメインに書いてきましたが、実は住宅メーカーの真価が分かるのは、住宅が完成した後のアフターサービスかもしれません。
私の周囲には「生まれ変わったら、絶対にあの会社では建てない」と嘆いている友人がいます。
「あの会社」は全国的にも有名な会社ですが、住宅の引き渡し後は「売ってしまえば、こっちのもの」とばかりに対応が冷たいというのです。
一方、過去に建てた顧客の下へ定期的に足を運び、困りごとなどを聞くマメな住宅メーカーも多くあります。
これはリフォーム案件のニーズを調べる一環でもあるのでしょうが、一世一代の買い物を託した相手が、建てた後もちゃんと気に掛けてくれているというのは嬉しいものです。
今の時代、よほどローカルな工務店でなければ、アフターサービスの充実度などはインターネットで検索すれば口コミが出てきます。
それらを全て鵜呑みにしてはいけないでしょうが、そうした情報を参考にしつつ、長く信頼して付き合える関係を築けるような会社かどうか、当初の相談段階から自分の目を凝らして見極め、理想の住宅をつくりましょう。