注文住宅のメリットとは

・自由で柔軟な家
さて「一戸建てを買う」→「自分の理想をなるべく反映した家にしたい」→「注文住宅にする」と決めた私。
あらためて注文住宅のメリットをまとめると、以下のようになるでしょうか。

土地から探せるため、候補地の選択肢が広がる
予算に応じて細かな調整ができる
家族構成や趣味、体型に合わせた間取りにできる

このようなところです。
一言で表せば、自由で柔軟に住まいを考えられるということでしょう。
以前に考えたように、それまで実家や賃貸物件に住む中で感じていた不満や課題を解決し、さらに自分の現在の家族構成や状況から将来像を思い描き、それに対応できる家にできる点も大きなメリットです。

・時間はかかる
そんな注文住宅にも、デメリットはあります。
まず、時間がかかります。
多くの人にとって、住宅購入は初めての経験です。
事前に雑誌などで勉強する人は多いでしょうが、それでもほとんど何も分からない素人であることに変わりはありません。
自分もそうでしたし、みんなそうです。
そんな中、ドアノブ一つ、壁紙一つという細部から打ち合わせするのです。
例えるなら、包丁を使ったこともないのに複雑な高級フランス料理を作ろうとしているようなもので、最初からスムーズに進むはずがありません。
包丁の持ち方を学び、食材の切り方や煮込み方を教えてもらいながら調理を進めるのです。
ぜひとも信頼できる師匠を見つけ、手取り足取り教えてもらいましょう。

・オーダースーツと類似
オーダースーツと既製品のスーツを思い浮かべてもらえれば分かりますが、基本的にはオーダーした方が価格は高くなります。
いろんな手間が入るので当然ですね。
もっとも、必ずしも「高額になる」という意味ではありません。
いろいろと工夫を重ねることで、住宅自体をコンパクトにしたり、逆に一般的な家にはあるけど自分たちには不要だと思う部分を簡略化したりもできるため「割高」になるわけではないのです。
以上、注文住宅のメリットとデメリットを見てきました。
建売住宅と比較すると、建売のメリットは注文のデメリット、建売のデメリットは注文のメリットに当たるようです。
だから状況により、適した住宅は違います。
誰でも、どんな場合でも注文住宅が良いということはありません。
逆もそうです。
自分が住宅に求めるところはどちらなのかを考えることで、あらためて「注文住宅」というもののメリットが見え、この先の住宅づくりに役立ってくるでしょう。