土地探しには十分な時間を - 【姫路の注文住宅ナビ】工務店選びから完成までをすべて公開!

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土地探しには十分な時間を

・姫路駅前の地価、郊外の3倍!
姫路で注文住宅を建てる場合の環境条件を考えてみます。
まず地価を見てみましょう。
2021年の地価公示によると、市内で価格が最も高いのはJR姫路駅に近い北条口3丁目33番で、1平方メートル当たり19万5000円です。
1坪(3・3平方メートル)に換算すると、64万3500円です。
このほか高価格の調査地点は駅周辺から姫路城周辺にかけて分布しています。

一方、駅から離れれば地価は手ごろになり、1平方メートル当たりの価格は6、7万円台に落ち着きます。
駅前と比べると、実に3分の1です。
もっとも、今から姫路駅前に一戸建てを経てるというのは現実的ではありません。
ここで言いたかったのは、同じ都市でも、これだけ土地の価格が違うということです。
同じ金額で、郊外では駅前の3倍の広さの土地が買えます。
この場合、例えば折衷案として駅前の2倍の広さに抑える代わりに、建物により多くの予算を割り当てるという方法も考えられます。
いずれも予算の総額は同じです。
建物、土地、さらに家具や家電など、何にいくらを配分するかが今後の家づくりを大きく左右します。

・家族連れは広めの土地がおすすめ
子どもが独立した後に「終の棲家」として住宅を買い直す2次取得者なら、あまり大きな家を必要としませんし、むしろ徒歩圏内にスーパーやドラッグストアなどがあった方が便利でしょう。
そうなると、ある程度は地価の高い市街地の方が望ましい場合もあるかもしれません。
一方、ファミリーはそういうわけにはいきません。
独立した子ども部屋を設けた場合はもちろんですが、そうでなくても一緒に暮らす人数が多くなるので、どうしても一定以上の面積が必要になってきます。
市街地は車通りが多かったり、道も狭かったりします。
郊外の新興住宅地などと比べると、公園などの公共施設が老朽化しているケースも少なくありません。
子育て環境と住宅を結び付けて考えるのなら、一般には広い土地を確保できる郊外を選ぶという結論に落ち着きやすいと思います。

・土地探しには十分な期間を
そういうわけで、家族連れが住宅購入を考える場合、私のおすすめは郊外です。
しかし、他の街まで電車通勤だから駅が近い方がよい方もいるでしょう。
土地というのは一期一会というか、必ずしも全ての希望条件に合う場所が見つかるとは限りません。
半ば運とタイミングのようなところもあります。
予算と広さ、職場などとの距離などから条件を考え、土地を探すのに十分な期間を用意して望ましい立地を探せばいいと思います。