住宅づくりに「あそび」を - 【姫路の注文住宅ナビ】工務店選びから完成までをすべて公開!

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住宅づくりに「あそび」を

・絶対に失敗したくない!でも…
「一生に一度の買い物」と決心して購入する注文住宅。
できれば、と言うか、絶対に後悔はしたくありません。
ところが、何度も紹介している通り、自分たち一次取得者は素人同然ですから、運悪く失敗してしまうこともあります。
ここでは住宅購入の「失敗」とは何なのかを考えてみます。

まずは前述の通り、作り手本位の工務店や住宅メーカーを選んでしまう場合です。
話の流れで、何となく納得させられてしまい、後に住んでみて「やっぱり、あの時にもっと主張すればよかった」と思う場合です。
もっとも、工務店や住宅メーカーの言うことを聞くな、と言っているわけではありません。
個人差はありますが、彼らは住宅業界に身を置き、何十軒、何百軒という住宅に関わっています。
その中で成功例も失敗例も目にして多くの引き出しを持っているはずですから、参考にして納得できる提案は受け入れ、どうにも理解できない点は自分の考えを主張するなど、上手に活用しましょう。
極論すると、自分が真に納得できていれば「失敗」にはならないのです。

・家族の変化で「失敗」に?
次に、完成した当初は「大成功」でも、後に「失敗作」のように思える場合があります。
私は幼い頃、母が「我が家は大きくはないが、部屋が多い」と自慢気に話していたのを覚えています。
しかし、数十年たった今、私と弟が実家を出たため、老夫婦2人の住処になってみると、部屋数の多さは何の長所にもならず、むしろ「掃除が面倒」「1部屋当たりの面積が中途半端で使いにくい」となってしまっています。
数十年スパンで住宅を考えると、家族の状況は大きく変わりますから、その時々に家に求める機能も変わります。
例えば、自分の体にぴったりとフィットした服を買ったとします。
買った当初は気に入ってよく着ていても、自分が太ってしまうと着られなくなります。
服なら買い替えればいいでしょうが、家はそういうわけにはいきません。
今の自分たちにジャストフィットであることを求めすぎず、将来、子どもが増えたり、あるいは独立したりしても対応できるような「あそび」の部分を設ける意識を持つと、柔軟に家族の変化に対応できるかもしれません。