流行のデザインは選ぶべきじゃない？
・周囲の家との調和も考えよう
住宅の内外装デザインには時代ごとに流行があります。
モノトーンのような色合いが流行ったり、南欧風の雰囲気が流行ったりと、さまざまです。
ほとんど同時期に造成されたような大規模な住宅地に行くと、似たテイストの家が並んでいるのを目にするでしょう。
住宅メーカーとしては「我が社はしっかりとトレンドを押さえています！」というアピールもしたいところでしょうが、考えなしに流行に乗ってしまうのは避けるべきだと思います。
と言うのも、服や髪型と違い、何十年も住むことが前提となる住宅では、流行が過ぎて飽きたからと言って簡単に住み替えられません。
重視すべきはトレンドかどうかではなく、自分の価値観に合っているかだと思います。
心の底から納得できてこそ、長年の愛着が生まれますから。
加えて、特に周囲にも複数の家がある場合、近隣の住宅との調和も考えるべきでしょう。
例えば和風の家が並ぶ団地に、急に赤レンガの家を建てると、悪目立ちしてしまいます。
全てを周囲に合わせる必要はないでしょうが、例えば外壁のトーンをある程度は寄せたり、軒の高さをそろえたり、といったデザイン上の配慮があれば、周囲に住む方々にも好感を持たれると思います。
ぜひ、気にしてみてください。