工務店でも、おしゃれな家を建てられる？

・社員の個性が反映されやすい
地域の工務店・住宅メーカーは、大手住宅メーカーと比べて基本的に社員数が少ないです。
ですから、これは住宅分野に限りませんが、社員一人一人の個性が反映されやすい性格があると思います。
試しにインターネットで「姫路　工務店」と入れてみてください。
おそらく想像より多くの会社が引っ掛かると思います。
それら工務店では特に代表者がどのような経歴や考え方かによって、家づくりは大きく左右されそうですから、自分の考え方に合った工務店を選ぶのが大事なポイントになります。

例えば、単純に見た目重視で「おしゃれ」な注文住宅を建てたいなら、デザイナー志向の強い工務店を探してみればいいでしょう。
これは偏見かもしれませんが、デザイナー志向の強い工務店の場合、ホームページが凝っており、実例集も上手な写真と共に掲載されています。
別にバカにしているわけではありません。
むしろ、過去に自分たちが手掛けた物件をなるべく魅力的に見せようとしている工務店は、ことデザインということに関して言えば、信頼できるかも知れません。

・過度なこだわりの会社には注意
実例の紹介に手間暇をかける工務店は、それだけ自分たちの作る家に対し、こだわりやプライドを持っていると思います。
規模が小さくなればなるほど、公開中のモデル住宅が少なく、実際に見学できる物件もないタイミングがあるので、ホームページや住宅情報誌に掲載された写真は重要な判断材料になります。
ただ、何でも程度が大切で、過度なこだわりを持っている工務店は避けた方が良いかも知れませんね。
極端に言えば、作り手本位で施主が置き去りになってしまう懸念があるからです。
これまで書いてきたように、私たち住宅の一次取得者は何千万円という買い物をするにもかかわらず素人同然です。
よほど気の強い方でなければ、プロの方に自信満々に主張されると「そんなものか」と受け入れてしまいがちです。
話を聞く中であまりに自己主張が強いと感じたら、避けておくのが無難かもしれません。
そう考えると、工務店はよくも悪くも代表者のキャラクターが家づくりに色濃く反映されますから、自分の感覚に合う工務店選びには結構な時間や労力を必要とするわけです。